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カズオ・イシグロ著
2005年イギリス
(ハヤカワepi文庫)
とにかくネタがばれてしまうと
全く読み進む気がしなくなる小説だと思うので、
ひかえます。
語り口がゆっくりじっくりなので、最初俺はちょっと読みにくかった。最後の方は慣れたけど。
まず映画に興味を持ったけど、まだ見てない。
小説を読み終えてから映画の予告を見たら泣きそうになった(笑)。
新しい設定、視点から、
「限られた若い時間」に起きる、
友情や恋愛のもつれ、心情の移り変わりをメインに、
大人や社会への疑いや信じたいこと、
などを描いている。
悲しい話で、胸にグッとくるものがある。
最近巷にあふれる、「若い子が死ぬから泣いてね」
っていう日本のワンパターンなクソ映画やクソドラマと
ある意味同じテーマなのかもしれない。日本のクソを見てないので
なんとも言えない。見てないのにクソって言っちゃいけない。
まあ、そんな俺が「日本のクソと同じじゃんかよ」と
ならなかったから、違うんだろう。
読んでるうちに、この表紙に「なるほど」となった。
ここんとこ読んだ小説の中で、かなり良いモノだった。
イシグロ氏の他の作品も読んでみたいと思う。
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