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2008・米・93分
ノルウェーの「ブラックメタル」を巡る
あれこれをまとめたドキュメンタリー映画。
『松島町山の未公開映画を見るTV』で見た。
すごく面白かった。興味深かった。
前に見た『METAL ヘッドバンガーズジャーニー』
でもちょっと触れられてたけど、より「ブラックメタル」
について知ることができた気がする。
「デスメタル」とはちょっと違うみたいね。
キリスト教でガチガチに固まった
ノルウェーの社会で、アンチ・クライスト
を題材にした歌詞と、商業主義に反発するために
音質を悪くする事にこだわる、メタル。
過激な歌詞なのに、何もしないのはヘタレ、
という事で、キリスト教の教会に放火。
俺もキリスト教だけじゃなく、宗教全般に対して
不信感がある。「金儲けの道具」感が強すぎる。
でも、自分に直接危害を加えてこなければ
こっちから破壊しようとは思わない。当たり前か。
仏教でもキリスト教でもヒンズー教でも、
美しい建造物を宗教の力で残した功績は大きいと思う。
その過程には善悪いろいろな事があったとしても。
ブラックメタルの人は、
象徴としての教会に放火したんだけど、
500年とか経ってる文化遺産の教会もあったり。
若気の至りとしてはちょっと罪がでかい。
自傷趣味(?)のボーカルがショットガン自殺した
現場を写真に撮っといて、アルバムのジャケに
したり(画像3・モザイク入り)。
過激なノーカットのジャケは以下のURL
http://darknessismyonlyfriend.blogspot.com/2010/10/mayhem-dawn-of-black-hearts.html
たしかに「悪ぶってるだけじゃない、本気」
の人たちなんだけど、 やり過ぎ。
言い方は悪いけど、やっぱ
「口だけ、カッコだけ」でよくて、
音楽でひとときだけ ワーッとモヤモヤを
吹き飛ばすくらいが ちょうどいいんだな、
と思った。
ブラックメタルの中心人物達が
あまりに過激だったおかげで、堅実なでっかい組織に
ならなかったのは幸いだな、と思う。
今も、世界中にブラックメタルという
音楽のジャンルはしっかり続いてるらしい。
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